雨漏りは放置すると被害が大きくなり、家の構造躯体にダメージを与えます。「雨漏りの原因を特定する調査にお金をかけるべきか？」迷っている方も多いでしょう。
結論、雨漏りの調査はお金をかけてプロに依頼するべきです。なぜなら、雨漏りの原因を特定するのは簡単なことではないからです。
この記事では、雨漏りの調査方法をわかりやすく解説し、調査を依頼する業者選びのポイントをお伝えします。
雨漏りの調査方法は？
雨漏りの調査方法は、おもに4種類あります。
目視
プロが雨漏りをしている箇所を目で見て探します。ただし精度は調査をする業者によって差があるため注意が必要。ドローン撮影や他の調査と組み合わせるのが一般的です。
散水
雨漏りをしていると想定される箇所に水をかけて再現します。作業時間と水道代はかかりますが、どこから雨水が侵入しているかを見分けることができます。
赤外線
赤外線カメラを使用し温度を手がかりに雨漏りの侵入経路を探し当てます。費用がある程度かかるのと、雨漏りの部分が乾燥していない状態での調査が必要です。
発光液
紫外線を当てると発光する液体を使って雨が通る道を見える化します。費用はかかりますが、雨漏りの箇所が複数ある場合にも有効な調査方法です。
失敗しない業者選びのポイント
雨漏りの調査には、数万円〜数十万円の費用がかかります。「せっかく雨漏りの修理にお金をかけたのに、雨漏りが再発した」ということがないように業者選びのポイントを知っておきましょう。
無料のリスク
無料で雨漏り調査をしてくれる業者もあります。ただし受注を前提とした目視調査のみで、調査当日に修理工事を勝手に進めてしまったり、中には契約を迫ったりする業者もなかにはいます。雨漏りの原因特定と修理がしっかりできれば問題ありませんが、そうでない場合は修理費用が余計にかかるリスクがあります。
実績件数
雨漏りの原因特定は建物の構造を把握している熟練の大工さんでも難しいと言われています。経験値が必要とされる雨漏り調査の実績件数は、業者を選ぶ上でひとつの目安になります。
調査報告書
雨漏り調査で重要なことは、雨漏りの原因を突き止めることです。現況や調査に関わる写真やデータを記録し、調査結果をまとめた報告書を提出する業者を選びましょう。報告書がないと調査結果は保証されません。調査業者と修理業者が異なる場合にも、報告書は必要です。
全日本雨漏調査協会
一般社団法人全日本雨漏調査協会という協会があります。協会の設立趣旨は、雨漏りや漏水の技術向上と知識の普及を図り、国民の資産を保護すること。全国に会員店があり、調査を依頼すると、本部が最寄りの会員店を紹介してくれます。どこに調査を依頼していいか判断がつかない場合に、利用してみるのもよいでしょう。
雨漏り診断士
NPO法人雨漏り診断士協会による、雨漏り調査の適正化を図るための認定資格があります。民間資格ですが、雨漏り診断スキルアップセミナーなど、技術向上を図る研修も実施されています。雨漏り調査に絶対必要という訳ではないですが、資格があれば雨漏りを診断する知識は身についていると判断できます。
調査の流れ
雨漏り調査を依頼するとどのような流れになるのでしょうか？事前に大まかな流れを掴んでおくと安心です。
ヒアリング
調査対象物件について、築年数や構造、外壁や屋根の種類などの基本情報から雨漏りの発生状況について、詳しくヒアリングをします。建物の図面や現場の事前調査が必要なケースもあります。
調査実施契約
ヒアリングをもとに調査見積書を提示します。ここで調査内容について疑問を残さないようにした上で、依頼をする場合は調査日を確定させます。契約前に調査についての注意点もしっかり聞いておくと良いでしょう。
雨漏り調査実施
雨漏り調査は丸1日かかることを前提に、日程を組みましょう。なお調査当日は必ず現場に立ち会うようにしてください。散水試験を行う場合は、ご近所への声かけや家具の移動が必要になる場合があります。
調査報告
調査報告書をもとに、雨漏りの原因について説明があります。詳しい調査報告書をメールで送付するパターンも。疑問点があれば、この時点で質問しましょう。アフターサービスとして、調査結果を保証してくれる業者もあります。
まとめ
雨漏りの調査は時間とお金がかかりますが、原因があやふやなまま家の修理をすると更に費用が高くついてしまいます。信頼できるプロに雨漏りの原因を特定してもらい、何度も修理を繰り返し建物を傷めることがない様にしましょう。
雨漏りに気づいたら一刻でも早く修理をしたいところですが、まずは雨漏り調査ができる業者を探すことをお勧めします。
どこに頼んだらいいかわからない。
しっかり安心できる専門家を選びたい。
そのようなお悩みをお抱えの方は是非株式会社青木塗装店へお問い合わせ下さい。雨漏り調査のプロが親切丁寧にご相談に乗ります。
